現在の展覧会
「空蝉のかたち」
齋藤 千明 (さいとう ちあき)個展
2011年11月23日(水)〜12月3日(土)(11月27日(日)、28日(月)、29日(火)は休み)
12:00-19:00 (最終日は17:00まで)
オープニング : 11/23(水) 17時-20時

【作品コンセプト】
今回の個展のテーマ「空蝉のかたち」は、「よそおう」という行為に於ける女性の虚像と実像です。
ヒトが衣服を纏う、化粧をするなど「よそおう」行為は、生命を守ろうとする本能的要因の他に呪術、信仰、性差、身分、階層などの社会的座標をあらわすものとして原始社会から今日まで継承、発展してきました。
変態・擬態する動物はいますが、いかにもそうであるかのようにみせかける「よそおう」行為のために後天的身体変工まで施すのは人類だけです。いまや私達は、他者とは違う何か、個性的でありたいと欲する反面、時として心地よく群棲するためにマス・ファッションという迷彩を纏い身を潜めてもいます。
作品は、伝統的な「紙衣(かみこ)」の技法を用いて現在の服のカタチを作り、刺繍や編み物など古くから象徴的な女性の仕事を作品に取り入れることで、過去から現在まで女性が「よそおう」行為の本質、また「よそおい」つつも隠しきれない生身の人間のカタチを写しとる事が出来ないかと考えて制作したものです。
【作品の技法・素材】
平面作品の主たる技法は水性木版で、既製の手漉き和紙を支持体に紙衣のコラージュを重ね、紙糸で刺繍を施しています。
立体は、木彫に和紙、レース編みの素材で制作しています。
※紙衣(かみこ)について
紙衣は、和紙にコンニャク糊を塗り、乾かしてから細い棒に巻き付けて何度も揉んで強度を持たせ仕立てた衣で、江戸時代は、軽く保湿性が良いので旅の必需品とされていました。現在では、奈良東大寺のお水取り、修二会を勤める練行衆が自ら縫い上げて纏っています。
伝統的な紙衣製法は、白石地方にて継承されているのみです。
経歴
1989 東京芸術大学美術学部油画科卒業
1991 東京芸術大学大学院美術研究科版画専攻修了
個展
2011
- Gallery Lara Tokyo(東京・西麻布)
2010
- クラインブルー(東京・神保町)
- Gallery Lara Tokyo(東京・西麻布)
2009
- オフィスイイダ(東京・銀座)
2008
- Oギャラリーup.s(東京・銀座)
- ギャラリーゴトウ(東京・銀座)
2007
- 結城市民情報センター1Fマルチスペース(茨城県・結城市)
グループ展・その他
2011
- 第17回鹿沼市立川上澄生美術館木版画大賞展-招待出品(鹿沼市文化活動交流館ギャラリー、巡回展・那珂川町馬頭広重美術館、足立区郷土博物館)
- 二人展(六本木605版画倶楽部)
- 扇子展(オフィスイイダ)
- 台東区コレクション展(東京芸術大学大学美術館)
- 第2回なががわまちアートフォレスタ(那珂川町馬頭広重美術館)
2010
- 釜山国際アートフェア(韓国・釜山)
2009
- 第22回全国和紙画展-大賞受賞(美濃市和紙の里会館・岐阜県美濃市)
- Art Session TSUKUBA 2009(茨城県つくば市)
2007
- Prints Tokyo 2007-International Print Exhibition Tokyo 2007(東京都美術館)
- LE DE’CAGONE(フランス・パリ)
- あおもり国際版画トリエンナーレ2007(国際芸術センター青森)
- 第2回大黒屋現代アート公募展(’06,板室観光ホテル大黒屋・栃木県那須塩原市)
2006
- 中華民国第12回国際版画・デッサンビエンナーレ展(国立台湾美術館・中華民国)
- 福島現代美術ビエンナーレ2006(福島文化センター)